活動報告「県産茶を通じたお茶育授業2018」
④7/5(木)八潮市立八條北小学校
対象:5.6年生各1クラス 計40人
授業内容:「狭山茶について」「三種飲み比べ」「淹れ方」
活用科目:家庭科
担当チーフ:今井
講師:野口
昨年に引き続き2度目のお茶育授業の訪問でした。
どちらの学年も少し緊張した様子の中、私達の住む埼玉県の場所の確認を日本地図で行い、埼玉県で作られるお茶は狭山茶であるという話から埼玉県内の主な茶産地はどこだろう?と埼玉県の地図を見て確認し授業をスタートしました。
狭山茶の茶畑を見たことありますか?の問いから、写真で茶畑や茶摘み風景を見せお茶園さんからご厚意で分けていただいた茶の枝を、各テーブルに設置、実際に手で触ったり、においをかいだりしてもらいました。
皆、何のにおいもしない!や葉がつるつるしている!などの声があがり、このお茶の葉から販売しているお茶が出来、作り方の違いで大きく分けて3種類のお茶が出来る旨話し、飲み比べしました。
皆にそれぞれ配湯する前と後の形や配湯後の香り、色、味等覚えていてもらい、一斉に3種類の答え合わせをした所5年生も、6年生も全正解でした。
その後、お茶の美味しい淹れ方では全児童が急須に触れられるよう進めましたが、班によっては二煎迄の班もありました。
こちらの学校では1~6年生まで1つのクラスで進級するそうで、急須の蓋が落ちないよう支える事を伝えたり、湯飲み茶碗を淹れやすいよう寄せたり、他の学校も見受けられますが特にお互いの児童の相互協力が素晴らしいなと感じました。
また6年生は昨年このお茶育授業の後で、自宅でお茶を淹れて家族と共に皆で飲んだという児童がクラスの半分くらい居り、お茶の間に反映出来たことは、このお茶育授業の必要性がある事も合わせて感じました。
この学校の児童の特徴はこちらからの問いかけにも大きな声で答え、授業内容を習得しようという姿勢が見られ、こちらも気持ちの良い授業をすることが出来ました。
授業の始まる際に7名位の教職員の方が家庭科室で児童と一緒におられるのを見て、最初は緊張し声が小さくなりましたが、徐々に平常心を取り戻し授業に臨めました。
もう少し心に余裕を持ちおおらかな姿勢で臨めるよう努める事が今後の課題だと自分自身感じております。
(文責:野口、写真:今井)