久喜市民まつり「お茶を持参して調べてみよう!」
お茶の選び方・淹れ方をマスターしよう!報告
日時:平成27年10月18日(日)10:00~16:00(6時間)準備、片付けに+3時間
場所:久喜市中央公民館1F
主催:久喜市民祭り実行委員会
スタッフ:10名
参加者:130名(久喜周辺住民)
内容:煎茶3種・釜炒り茶・深蒸し茶・萎凋茶・水・茶染め
*お茶の選び方・淹れ方
持参してもらったお茶と用意した上・中・下級のお茶を見比べそれらの製法・特徴・淹れ方を学びながら、自分の中でお茶の選び方の基準を確立してもらう
*お茶の香りを楽しむ
釜炒り茶・深蒸し茶・萎凋茶の香りを比較して、それぞれの製法・特徴を学びながら香りをたのしむ
*茶染め・新作を展示
【感想】
今回で15回目、事前の打ち合わせ通りに会場設営。10:00の開始と同時に入場者があり、終了時までかなり混雑しました。お茶の選び方・淹れ方は入場者に普段飲んでいるお茶を持参してもらうことが困難で用意したお茶でインストラクションをすることに。比較しやすいお茶だったことで身近に感じてもらえたように思います。3種のお茶を熱心に見比べ、インストラクターに質問する様子も見えました。じっくりとインストラクションに耳を傾ける入場者が多く、分かりやすく、価値のある企画だと感じました。
香りを楽しむは、聞き慣れない見慣れないお茶に少し戸惑う入場者が多かったと思いました。萎凋という言葉自体ご存知ない入場者多数で、香りを楽しんでもらうためにそれぞれのお茶の説明に時間がかかりました。インストラクターにとっては聞き慣れたお茶でも一般の入場者にとっては大変難解なお茶であったように思いますが、インストラクターの熱心な説明で、深い香りを楽しんでもらえたと思います。
茶染めはストールの作品が多く、媒染液の種類など展示を熱心に見ていました。
反省としては、入場者に萎凋茶をどう表現して理解してもらうかが大変に難しかったと思います。入場者の顔を見ながら、時間とのバランスを考えてインストラクションを進めることが大切だと感じました。
また釜炒り茶と深蒸し茶の比較で、水色が濃ければ美味しいとの偏見を持つ人が多く、澄んだお茶をおいしいと感じてもらうのは難しいことだと思いました。
インストラクターサイドでは、今回は最初に担当を決めてしまったので、他の企画でのインストラクションができない結果になりました。本来はインストラクター自身のスキルアップの為に、ローテーションを組み、すべての企画に参加することが望ましいとの意見がありました。さらに、事前に細かい指示書や模範のインストラクションがあったら、使うお茶の説明がスムーズに進行できるのではないかという意見もありました。
また、インストラクターの為の時間が全くないので、タイムテーブルを作ってインストラクターが使用茶を学習できる時間が欲しかったとの意見、会場設営では、導線をもう少しスムーズにして動きやすくした方が良いとの意見、水屋の仕事がもう少しスムーズにならないかとの意見など様々な反省点をいただきました。
これらの反省点は次回に生かしていきたいと思います。
(報告:文・写真共2期伊藤公子)