狭山紅茶研修会 報告
日時 2016年11月28日(月) 午前10時半から午後3時
場所 茶業研究所 講堂
共催 埼玉県茶業技術協会、茶業研究所
内容 (午前)講演 キリンビバレッジ株式会社 高井美奈 様
(午後)求評会
参加者数 インストラクター 21名 茶業関係52名 支部役員5名 研究所員
合計 約80名
(午後より参加 茶業関係者 +15 研究所員) 最終約100名
昨今、和紅茶に注目が集まっており、狭山茶もその例外ではないのだが、各お茶屋さんで作っているものをなかなか色々と飲む機会がない。狭山紅茶の会があるとの情報から、茶業研究所に相談して求評会に参加させていただくこととなった。
一方で、和紅茶の行く先を模索しているとの話もあり、現在の紅茶市場の様子を勉強できたら、またワークショップや、インストラクションの勉強もしていただくことができればという趣旨で、キリンビバレッジ(株)の高井様に講演をお願いいした。
当初、40名の予定で、各試食や試飲を準備したのだが、実際は倍近くの人数の参加で参加者の方にも、講師陣(スタッフ2名)にもご迷惑をおかけしてしまった。講堂いっぱいの参加者にうれしい悲鳴。しかし配布のレジメも不足となってしまった。
講演は、初めにウェルカムティーのホットティーがふるまわれ、紅茶のイロハから商品の内容などをわかりやすく解説いただいた。後半は、紅茶飲料を使ったアレンジティーや、紅茶の種類と食べ物のペアリングなどの実習もあり、あっというまに時間が過ぎた。
最後の質疑応答も活発で、工場見学もしてみたいとの話もでたり、興味の高さを感じた。
後半求評会では、70以上の紅茶が出品され、味、香り、水色、形状など多彩な顔が見られた。また、使った品種も様々であった。
アンケートからは、一日を通して有意義で普段体験できないことができ、多くの知識も増えて勉強になったとのことだった。初めての共催ということで、ハプニングの多かった講座であったが充実した内容にできたと胸をなでおろしている。
ほか、紅茶業界の事がわかった、アレンジや、フードペアリングなど自身が主催側になった時にも役立つ提案も学べた、ペットボトル業界を見直すきっかけになるとの意見をいただいた。求評会のほうでは和紅茶の方向性、内容、鑑定の方法等にご意見をいただいた。
アンケートはまとめて、講師、役員、研究所に送り、今後の方向性を考える資料として活用していきたいとご連絡頂いた。
遠方より来ていただいた講師の方々、ご協力頂いた茶業研究所の方々に深く感謝いたします。
(文責 写真 安藤)