活動報告「県産茶を通じたお茶育授業」活動報告「県産茶を通じたお茶育授業」⑰1/22(月)杉戸町立高野台小学校
対象:5年生2クラス合同 59人(1名欠席)
授業内容:「狭山茶について」「淹れ方」「闘茶」
活用科目:家庭科
担当チーフ:今井
講師:今井(淹れ方)、中島毅(闘茶)
他スタッフ:安藤、西澤、高山、中
今回は5、6時間目を使用した90分授業。保護者参観日でもあり、児童も少し緊張した面持ちの中、授業がスタートしました。前半は、テキストを使いながら狭山茶の特性や産地、製造工程についての講義と淹れ方の実習を行いました。実習の時間不足で茶器の扱い方、特に急須の持ち方指導が行き届かなかったのが大きな反省点となりましたが、時間がない中でも2煎目まで淹れられたので1、2煎の違いもわかってもらえたようでした。先生方と保護者約30名にも深蒸し茶を紙コップで配り、「淹れ方もあるのでしょうが狭山茶美味しいわね」と言葉を頂きました。
後半は、8種の闘茶を行いました。講師役の中島毅さんが、「闘茶とは」の歴史の話とやり方の説明をした後に、深蒸し茶、烏龍茶、紅茶、玄米茶、焙じ茶、茎茶、抹茶、粉末茶、8種の外観拝見と飲み比べをし、クイズ形式で茶種当てクイズも行いました。子供達が「これが好き」「これは苦い」など感想を言いながら楽しそうに試飲していた姿が印象的でした。
90分授業の後、この日のPTA保健委員会が「食育」がテーマとのことで、茶についての講義を依頼され今回は特別にお引き受けしました。支部長が保護者、先生方約25名を対象に約30分、茶の効能(カフェイン・カテキン)、茶殻を使った料理レシピなどの講義を行いました。温かい深蒸し茶の試飲と、口頭で水出し茶の紹介も行いながらの効能の話はみなさん熱心にメモをとられており、関心の高さがうかがえました。質疑応答は講師役三人で対応しましたが、狭山茶はどこで買えるのかと質問が出る等、今までは狭山茶に馴染みの薄かった県東部のお母様方にも知って頂く良い機会となったようです。
記録的な大雪となった授業日で、スタッフの帰り時間は交通網が混乱し、中には深夜の帰宅となってしまったスタッフもいました。スタッフの皆様お疲れさまでした。ボリュームの大きい授業を無事終えられて、色んな意味でも思い出深い回となりました。(今井)
私は闘茶を担当させていただきました。学校、スタッフ、皆さんのご協力により進められましたことに感謝と御礼申し上げます。子供達が楽しそうに受けていた事にやりがいを感じ、励みとなりました。闘茶をやるのには少ない時間でありましたが、その中でもしっかり伝えなければならなかった、「緑茶、ウーロン茶、紅茶の違い」については、テスト(授業最後に児童が行う効果測定)の結果があまり良くなく、少し残念でありました。今回の体験を次回に繋げていきたいと思います。(中島毅)