一番茶研修報告

一番茶研修報告

5月24日に狭山市内にある「横田園」にて埼玉県支部主催の一番茶研修が行われました。
定員の20人を上回る参加希望者数で、埼玉支部会員以外の参加者も多く見られました。

製造工場見学 乗用型摘採機

今回の研修の目的は「実際に体験してみる」をテーマとして、手摘み体験、荒茶・仕上げ工場見学、仕上げ体験、乗用型摘採機体験、埼玉県内の奨励品種試飲が主なプログラムでした。

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その中でも、昨今機械で行われることが当たり前である作業を今回はテーマに基づき、現在一般化している方法を見てもらうとともに、昔ながらの方法を体験してもらうことで茶に対する知識と理解をより深めてもらいました。特に仕上げ工程の体験では技術を要する作業に没頭して会得しようとしていた参加者が多かったです。

また、ブレイクタイムとして設けた奨励品種の試飲の際は「やぶきた」「さやまかおり」「ふくみどり」の既に一般に知られている品種と近年品種登録されたばかりの「おくはるか」を試飲して、埼玉県の奨励品種を覚えながら品種ごとの香味の差異を感じる体験となったと思います。

研修だけでなく、昼食も狭山市内にあるカレー屋さんのほうじ茶をスパイスの一つとして使ったカレーを使い一日中狭山茶漬けの研修でした。

その後、当日持ち帰った茶を使った料理を参加者の方が届けに来てくださいました。非常に美味しく、生産者である私も茶の飲み物としてだけではなく加工品としても万能だということを再確認でき、参加者側にも主催者側にも実りある研修となったと思います。

(文:横田 写真:川口)

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