報告 「2015アリット秋のお茶まつり」
日時 2015年10月3日(土)10時~16時
場所 入間市博物館ALIT
参加者 約200名
ここ数年毎年この時期に開催されている「アリット秋のお茶まつり」に、今年も支部事業として参加させて頂きました。
今回は主催者側より「4種お茶の飲み比べ」のテーマをご提案頂き、「同じ茶の葉からできているのに作り方の違いでこんなにも色んなお茶ができるんだ!」とお客様に知って頂く事を目的としての企画・出展となりました。
フリードリンクコーナーでは、煎茶(静岡掛川産の深蒸し)、焙じ茶、烏龍茶(台湾産高山茶)、紅茶(静岡丸子紅茶)を4種お盆に並べて提供、水色や香味の違いを楽しんで頂きました。
白い紙コップに緑や琥珀色の水色が美しく映え、ライブ鑑賞を終えた通りすがりのお客様にさえも関心を持って頂けたようです。
不発酵茶・半発酵茶・発酵茶の違いの説明、なぜ煎茶は緑なの?萎凋とは?焙じ茶はなぜカフェインが少ないの?等々、さまざまな質問も飛び交いました。
前日の天気予報で夏日となる予想だったので、急須出しして提供する予定だった煎茶を急遽水出しに変更。
予想通り気温が上がり、蒸し暑かった館内のお客様に冷たい水出し煎茶は大変ご好評を頂きました。
7月にNHKでも取り上げられて話題となった水出し煎茶の「エピガロカテキン」の健康効果の説明をすると、特に年配の方々には高い関心を持って頂き、「家に帰ってやってみるわ!」と言って下さったり、小学生の男子グループが水出し煎茶の味に感動して何杯もおかわりを飲んだ挙句、おこづかいでお茶を買っていく場面も見られ、スタッフ一同感動に包まれました。
今期、埼玉県支部で新調した幟二機もこのイベントで初披露。
鮮やかなピンクの「お茶の淹れ方教室」の幟の元、計25名のお客様には私達の真骨頂「お茶の美味しい淹れ方教室」と「4種茶の飲み比べ」をゆっくり楽しんで頂きました。
さすが茶所と言うだけあってかなりお茶マニアなお客様も来場されましたが、ベテランのインストラクターの絶妙な対応でご満足頂けたように思います。
昨年二日のみだった開催期間が今年は四日となった為か、来場者も分散されているように感じた今回ではありましたが、ボリュームのあるテーマ内容をスタッフ一丸となって臨んだ事でさらなる資質向上の良い機会となりました。
今回挙がったいくつかの反省点も踏まえ、ここ茶所入間市で行われる貴重なイベントでまた来年度以降も支部事業として実のある楽しい企画を実施していけたらと感じました。
文責・写真 今井