活動報告 「県産茶を通じたお茶育授業」
⑫7/12(水) 春日部市立 緑小学校
対象:6年生 2クラス70名
授業内容:「お茶の歴史、文化について」「お茶を生活に役立てよう」「こども闘茶会」(家庭科・総合)
担当チーフ:上田
スタッフ:龍, 今井, 高橋
緑小学校の6年生、70名は、お茶の淹れ方については、5年生の時に家庭科の授業で学習済みとのことでした。
社会科の授業でお茶が日本に伝わった事に触れた際に興味を持ち、お茶に関する色々な話をしてほしい、お茶の飲み比べもしてみたいというご要望でしたので、
お茶の淹れ方を説明せずに、『こども闘茶会』を行う初めてのパターンになりました。
まず、前半は お茶の簡単な歴史と、その時に期待された効用(毒消し、酔い覚ましなど)について、10分余 説明したところでスタッフが淹れた『美味しい深蒸し煎茶』をひと口ずつ配りました。
ホッと一息のお茶の美味しさと頭スッキリの効果を実感してもらえたと思います。
後半の『こども闘茶会』は5種のお茶深蒸し煎茶、紅茶、烏龍茶、ほうじ茶と『謎のお茶』を
淹れる前のお茶の葉を見てから、お茶(液体)を配り、色、香りを確かめて味わって 当てる 形式にしました。
「さっき飲んだ深蒸し煎茶は何番めのお茶かな?」
「一番美味しいと思うお茶を探してね」
…と、声をかけ、自分の好みに合ったお茶を探す『飲み比べ会』として実施しました。
5番目に用意したお茶は
『茎茶』(正確には茎の多い緑茶』で、最後に種あかしをしました。
深蒸し煎茶と間違えるかな?と、『ひっかけ問題』として出してみたのですが、
思ったよりは、間違える子が少なかったです。
簡単に飲み比べを行ったつもりが、児童達がお茶の葉の状態を観察し、出てくるお茶(液体)を目と鼻で感じ舌で味わって当てる姿を見て、
こちらが思っていたよりはるかに真剣に取り組んでくれていることを感じ、嬉しく思いました。
感想を聞くと、一番好きなお茶は「紅茶」と答える児童が多く、
「どれも美味しい」と言ってくれるお茶好きさんもいれば、
「どれも熱くて飲めない」という 猫舌さんも多かったようです。
次回のお茶の飲み比べは、冷茶や水出しで行うことも検討してみようと思いました。
(文責:上田、写真:今井)