活動報告「狭山茶を使ったお茶育授業」 川口市立在家小学校

活動報告「狭山茶を使ったお茶育授業」 川口市立在家小学校

<日時>2020年10月6日(火) 2,3,4時間目 児童84名
<内容>狭山茶を使ったお茶育授業
川口市立在家小学校5年生(1組28名、2組28名、3組28名)
<メンバー>吉坂、高橋、小出、林、諸町
今年度は、二週間前からの検温・健康観察と、一番に健康管理が求められる食育授業となりました。支部で講じました感染症予防策と、学校側の感染症予防策を重ねて打ち合わせの上、従来のように教卓を囲むように児童に集まってもらい、淹れ方のデモンストレーションは行わない他、授業の工夫を行い当日の授業を迎えました。

授業は、お茶を知ってもらうことから始めました。桜の新学期から青々と新緑、そして新茶の季節が始まります。夏も近づく八十八夜~♪と冒頭を口ずさみながら、画用紙に書いた茶摘み籠を抱えて、茶摘み畑へ。沢山摘んだ茶の葉も皆さんが頂くお茶になるときは、ほんのわずかになっています。熱を加えて蒸したり、干してしおらせたり、揉んで揉んで乾かして、ようやく美味しいお茶になることを説明しました。食べ物を作るのは大変なこと=食の大切さを伝えました。日本の緑茶と、世界で多く飲まれている紅茶は、作り方によって違い、同じ茶の木で出来ていることを紹介しました。

次に、県の特産物である狭山茶の話をしました。埼玉県の地図を示して主な生産地を児童の住む川口市との位置を確認しながら説明しました。又、日本の茶生産地を色付けした地図を示しながら、産業の北限の狭山茶であること、寒い冬を越して葉が肉厚になるので、濃厚な味わいになる=「味の狭山茶」が特長であることを分かりやすく説明しました。

最後は、淹れ方の実習です。板書に掲示した茶器の名前と淹れ方の大切なポイントを読み上げていきます。「皆、右手を挙げてね。握手しましょう。強くしっかり握りますね。同じように急須もしっかり握りますよ。」これは、今までの食育授業で先輩インストラクターから学びました。授業が一体となる瞬間でした。
各班にスタッフが一人ついて、直前に再び消毒の上、インストラクションしながら一煎を淹れて児童に味わって頂きました。児童は茶器の扱いのみの実習としました。

埼玉県支部で食育授業が始まり、大切に引き継いで今年も活動を行いました。
今回は、消毒等準備の忙しさが伴いましたが、チームワークの力で乗り切りました。
児童が一煎をほっこりと頂く柔和な表情が、印象に残る食育授業となりました。

<写真:林、文責:諸町>

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